家の塗装が古くなると塗膜(塗装の表面)が風化して粉の様になります。
触ると手に白い粉がつくのは塗膜が古びていて防水機能が落ちてきているサインです。
これを「チョーキング現象」とか「白亜化」といいます。
大きくは次のような原因でチョーキング(白亜化)が起きます。
●劣化によるケース
長期間の日光にさらされることにより、太陽光の紫外線で表層の樹脂が分解されると、
塗料中に含まれる色粉(顔料)、特に二酸化チタニウム等の表面で光触媒反応が起こります。
塗膜中の樹脂が加水分解されてチョーキングが起こる場合もあります。
●施工上の不良によるケース
材料の分離や沈殿により生じることや、
耐候性のある塗料を用いていない場合で発生することもあります。
家の塗装が古くなると、塗装した膜に亀裂が入ったり、
つなぎ目のシーリングにひびが入り、
そこから雨水がしみ込んで建物全体に影響を与える場合があります。
防水シートなど、雨水の侵入を防ぐ対策がなされていない木造住宅なら木の部分が腐ってきますし、
鉄骨の場合は水分により錆びてしまうこともあります。
定期的な点検が、家を長持ちさせるコツになります。
外壁塗装の塗り替えのタイミングの目安は一般的に10年に一度とされています。
塗料によっては15年、20年と長期間メンテナンスが不要なものも出始めております。
塗料にはアクリル、ウレタン、シリコンなどいろいろな種類がありますので、
目的・予算・塗り替え頻度に合うものを選ぶことがオススメです。
外壁・屋根塗装を遮熱塗料にすると、夏熱くなりにくい効果も得られ、光熱費などのコスト削減になりますよ。
塗装のたびに足場を組んだり、飛散防止の養生を行わないと作業ができないため、
トータルの費用で考えるとできるだけ長持ちする塗料を選びたいものですね。
下の写真は昨年施工しました、株式会社リボールのリボールマイティクールでの施工事例です。
屋根と外壁の塗装を行いました。
一昨年、二階の子ども部屋が西日と二階の室温上昇でとても寝苦しかったのが
今年は一昨年がウソのようにぐっすり睡眠もとれ、快適だそうです。
寝すぎて目覚めるのに困っているそうです。
塗装をすると次の塗り替えまではその色を見続けることになります。
仕上がりのイメージやお庭などまわりに調和する色選びも重要です。
気候の安定している春は塗装工事に適した時期と言われています。
外壁の劣化やチョーキング、白い粉が気になる方は、
弊社でも外壁塗装工事を承っておりますので、お気軽にご相談下さい。